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研究書(語学系) 詳細

9784838608133

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小林賢次著作集 第四巻

狂言台本の研究とことば(その二)
書名かな こばやしけんじちょさくしゅう だいよんかん きょうげんだいほんのけんきゅうとことば(そのに)
著者(編者)名 小林千草 編 賢草日本語研究会 監修
著者(編者)名かな こばやしちぐさ へん けんそうにほんごけんきゅうかい かんしゅう
ISBNコード 978-4-8386-0813-3
本体価格 10,000円
税込価格 11,000円
判型 A5判上製カバー装
頁数 310頁
刊行日 2025年12月23日
在庫 有り


 凡例

 序章 狂言台本の研究とその刊行状況・本書の底本

第Ⅰ部 言語資料としての狂言台本

 第一章 大蔵虎明本における狂言詞章の伝承と改訂
       ─本文注記の分析から─
   一 はじめに
   二 虎明本における本文注記の分析
    1 「末広がり」に関して
    2 「宝の槌」に関して
    3 「鍋八撥」に関して
    4 「入間川」に関して
    5 「鬼瓦」に関して
    6 「舩渡聟」に関して
    7 「鶏泣」に関して
    8 「箕被」に関して
    9 「粟田口」に関して
    10 「萩大名」に関して
    11 「瓜盗人」に関して
    12 「金津の地蔵」に関して
   三 おわりに
 第二章 天理本『狂言六義』の用語
   一 はじめに
   二 天理本『狂言六義』の用語の特徴
   三 「たて物」再考
   四 はんじや
 第三章 鷺流享保保教本の用語
   一 はじめに
   二 問題例の指摘
   三 注目すべき用語
    1 ゐきゃく(違格・違却)
    2 ウツケウナ
    3 だうけじん(道化人・道戯人)
    4 かまけ(蚊負け)
    5 すぐぬき(直抜き)
    6 ずらめく
    7 小耳のせせ(完骨)
    8 ぢかた(地方)
    9 てわき(手脇)
    10 とびこえ・とびこし(飛越)
    11 にげがまへ(逃げ構へ)
    12 やまこし(山越)
    13 〔擬声擬態語〕
   四 おわりに
 第四章 和泉流雲形本『狂言六議』の本文の性格について
       ─筆録時期と言語事象─
   一 はじめに
   二 雲形本の筆録者と成立時期
   三 雲形本の言語事象の整理
   四 『秘傳聞書』における言語事象
   五 おわりに
 第五章 和泉流雲形本と古典文庫本の本文比較
  第一節 せりふに関して
   一 はじめに
   二 雲形本と古典文庫本の関係について
   三 雲形本と古典文庫本との校異
   三・一 語句・文などの脱落
   三・二 さまざまな異同
  第二節 ト書き・注記に関して
   一 はじめに
   二 雲形本と古典文庫本の関係について
   三 雲形本と古典文庫本との校異
   三・一 本文の誤認とみられるもの
   三・二 語句・文などの異同
   四 おわりに
 第六章 南大路家旧蔵和泉流狂言台本と
       その翻刻本文について
       ─言語資料としての『狂言集成』と
         『狂言三百番集』─
   一 はじめに
   二 『集成』と『三百番集』の底本
   三 『集成』『三百番集』の異同と
      南大路家旧蔵本との関係
   三・一 「茶壷」の場合
   三・二 「悪太郎」の場合
   三・三 「川上」の場合
   三・四 その他注意すべき異同
    1 省略箇所
    2 漢語の表記
    3 偶然確定条件「タラバ」の使用
   四 おわりに
 第七章 和泉流三百番集本におけるシャル・サシャル敬語
   一 はじめに
   二 三百番集本におけるシャル・サシャル
   三 版本狂言記その他との比較
   四 狂言台本における近世語的要素
   五 おわりに
 第八章 言語資料としての天理図書館蔵
      『狂言大外』『狂言新』
   一 はじめに
   二 『狂言大外・新』の本文
   三 『狂言三百番集』所収曲について
   四 『狂言大外・新』における言語事象
 第九章 天理図書館蔵『狂言大外』における
      シャル・サシャル敬語
   一 はじめに
   二 『狂言大外・新』における(サ)シャルと
      (サ)セラル
   三 (サ)シャルに関連する語
   四 おわりに

第Ⅱ部 狂言台本に関連する言語事象

 第十章 「重宝」と「調法」
       ─狂言台本における使用状況とその語史─
   一 はじめに
   二 『狂言集成』と『狂言三百番集』における
       翻字の相違
   三 他の狂言台本における状況
   四 語史的考察
   五 おわりに
 第十一章 イソガシ・セハシ・アワタタシとその類語
        ─中世・近世における〈多忙〉〈性急〉を
         表す語の展開─
   一 はじめに
   二 〈多忙〉〈性急〉を表す語の使用状況
   三 イソガシ・イソガハシ
   四 セハシ・セハシナシ・セハセハシ
   五 アワタタシ
   六 おわりに
 第十二章 狂言台本における謙譲語法
         ─「申サルル」とその周辺─
   一 はじめに
   二 いわゆる謙譲語、及びその関連についての分類
   三 狂言台本における謙譲語・丁重語
   四 「申サルル」(「ルル」が尊敬語のもの)について
   五 「致サルル」「参ラルル」「存ゼラルル」
      などについて
   六 おわりに
 引用・参照文献
 所収論文の掲載書籍・雑誌一覧(第四巻)
 本書所収の論文解説と未来への展望
                     
賢草日本語研究会より御礼のことば

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